健康で文化的な最低限度の生活を営む権利と司法審査 2020.09 最終更新日時 : 2025.05 木村 由衣 冒頭部分: 単身で身寄りがなく、重い病気に罹患してしまい、労働に従事することが出来ず、貯金もないという場合、「餓死」という選択しか残されていないのだろうか。日本国憲法25条により保障されている「生存権」(「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」)の内容をめぐる考察に際して、まずその出発点におかれるべき問いは、このようなものとなるだろう。 社会理論研究紀要1.健康で文化的な最低限度の生活を営む権利と司法審査