社会理論研究紀要・第5号

社会理論研究紀要・第5号
森 瑛裕
ハンセン病問題の軌跡と展望 - 差別禁止規定の可能性(5)

冒頭部分: 韓国は、第二次世界大戦の前と後で実質的に政策をとっていた国家が違う国である。つまり、日本の統治下において行われたハンセン病政策と韓国としての独自政策を求められた時期とに分けられる。韓国でのハンセン病について述 […]

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社会理論研究紀要・第5号
齋藤 聡
カーボンニュートラル社会への道程 - ドイツ「再生可能エネルギー法」を軸とした考察

冒頭部分: 「地球温暖化」から「地球沸騰化」の時代へ  国連事務総長のアントニオ・グテーレスは、2023年7月という時点について、もはや「地球温暖化」から「地球沸騰化」の時代へとシフトしたと述べた。世界の月間平均気温(7 […]

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社会理論研究紀要・第5号
中島 徹
被曝を前提とした労働従事者と社会政策

冒頭部分: 社会政策とは「社会秩序の維持、ないし醸成を目的とした政策」である。金子良事は、近年の日本において、ヨーロッパの”social policy”の訳語に「社会政策」が充てられていることを指摘し、研究史を踏まえてこ […]

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社会理論研究紀要・第5号
加藤 倫子
ジェンダーからみた就業と家事

冒頭部分: 日本では、20~59歳の夫における非就業者割合は、4%という数字となっている(2020年)。この数字からわかることは、殆どの夫は就業しており、働き盛りの夫は家族を養うために働くことを社会的・文化的に期待され、 […]

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社会理論研究紀要・第5号
中村 正
SNS上の違法表現と表現の自由

冒頭部分: 今や我々の生活には欠かせないものとなったSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)。直訳すると「社会的なネットワークを構築するサービス」となる。ネットワーク上の個人間を結合し、社会的ネットワークを形成するも […]

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