社会理論研究紀要・第2号

社会理論研究紀要・第2号
森 瑛裕
ハンセン病問題の軌跡と展望 - 差別禁止規定の可能性(2)

第3節 日本におけるハンセン病問題の現状と課題 (1)「ハンセン病」に関する今日の状況  現在、「ハンセン病」への差別解消に対する法制化はどのようになっているのだろうか。また、法制化に伴い、どのような課題が指摘されている […]

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社会理論研究紀要・第2号
齋藤 聡
社会政策理論とドメスティック・バイオレンス防止法の交錯 - 親密な関係における女性の抑圧についての分析

 女性差別を「女性に対する抑圧」として把握するとき、親密な関係における女性の抑圧としてのドメスティック・バイオレンスは、現代社会政策理論とどのように関わるであろうか。先行研究によれば、ドメスティック・バイオレンス防止法[ […]

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社会理論研究紀要・第2号
山田 明
PKO隊員による「性的搾取と虐待」 - 社会政策論としての分析

 冷戦の終焉以降、国連平和維持活動(United Nations Peacekeeping Operations:PKO)においては、その本来の任務の範囲を、国家間紛争の再発防止を目的とした兵力の引き離しや、停戦監視に限 […]

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社会理論研究紀要・第2号
鈴木 孝
世論と情報化社会

 現代民主政治では、国民大衆の意見を正しく反映することが求められている。政治や社会の問題について、多くの人の間で共通の意見が形成されたとき、その意見は世論と呼ばれる。民主政治では、議会や政府は世論の動きに注意し、世論を反 […]

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社会理論研究紀要・第2号
木村 由衣
象徴天皇制と公的行為

 現天皇明仁は、2016年8月8日に「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」という名のメッセージを国民に向けて公開した。これは、生前退位の意思を表明するビデオメッセージであり、象徴天皇として必要な公務・国事行為 […]

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